交通事故後に起こる骨折や捻挫などの痛みの中でもムチウチ症に関するものは多いとされ、同じムチウチ症でも「頚椎捻挫」、「神経根症型」「脊髄症型」、「バレ・リュー症候群」など色々あります。
どのタイプに当てはまるかは、病院などで精密検査を受けて調べてみなければわかりません。
一般的にムチウチを煩われる患者様は頚椎捻挫型 の人が多く、通常は事故後3〜4週間は安静が必要です。
また、ムチウチ症はレントゲンやCTなどを撮っても骨に異常はないのに痛みが治らない場合があります。交通事故にあった場合体の一部だけに損傷が起こることは少なく、同時に筋肉や靭帯、神経など様々な箇所を痛めていることが多くあります。
特に追突事故などの事故に遭ってしまった時は、頚椎がムチがしなるように前後に揺さぶられて筋肉や靭帯神経などを痛めてしまいます。
治療法としては、温熱療法または牽引療法などを行い治していくのが一般的ですが、中にはこれらの治療法では改善されない場合もあります。
どのような場合かというと交通事故の強い衝撃で骨組みが歪んで、ずれてしまっている場合です。骨組は体の軸ですので、歪んでしまうことで筋肉を傷つけてしまったり、時には靭帯や神経組織、椎間板などにもダメージを与え頭痛やだるさなどの症状を引きおこしてしまいます。
また損傷を受けたまま放っておくと後遺症が残ってしまいます。